USB 3.1 Type-C Gen.2の実力


この間,Youtubeで間違った動画を公開していた人がいましたね。
その間違いとはUSB Type-Cだと速いと思っている勘違いです。

確かに間違いやすいです。
まず,USBには規格と接続の種類があります。
Type-AやType-CはUSBの接続口の種類です。
Type-Cは裏表無い実装で,このタイプなら速いは間違いです

速度は規格に入ります。USB1 or 2 or 3ですね。
この中でもUSBとして一番は3.1です。
これはケーブル1m以下の接続で10Gbit/sの速度です。

基本的にはこれは論理値で実際には接続する内容と合わせて検討が必要です。
そこで私は一般的に使う周辺機器で高速になるのかを確認しました。(とは言っても一例です)

今年PlextorのUSB 3.1 Gen.2対応のUSB外付けSSDを購入しました。
これは仮想マシンのディスクイメージように使っているのですが,HDDではVMが使い物になりにくい程度に遅かったです。

SSDにしましたが,USB 3.0の5Gbit/sで接続してみましたがが,コレ以上にする必要があるかを検証しました。

SSDの使用量はおおよそ半分です。

使用した検証ソフトは「AmorphousDiskMark」です。

ケーブルは手持ちが無かったので,ELECOMのGen2対応のケーブルを購入。
エレコム USB3.1 C-Cタイプ PD対応 5A出力 0.5m ブラック USB3-CC5P05NBK

このケーブルですが,4.2mmといわゆるUSBとして考えると太い部類にはいりますが,なんと柔らかいです。USB-C PD対応の短いケーブルでお探しの場合はおすすめです。
USB3.0
USB3.1

左がUSB3.0 5Gbit/sで右がUSB3.1 Gen2 10Gbit/sです。

読み込みはやはり伸びました。気になるのが4K ランダムリード??が遅いのが気になります。
書き込みはほぼSSDの性能限界という感じですね。
用途にもよるのですが,USB 3.1に変更しても劇的になることはなさそうですが,シーケンシャルアクセスがほとんどの場合は変更してもメリットは受けられるでしょう。

ランダムが多い場合は,USB 3.0から変更するまでの意味は無いと思います。
VMだと大きめのボリュームへのアクセスがあるので,メリットは少しは受けられるかも。

もちろん同一のBUSで2種類のデバイスを使う場合はUSB 3.1のGen2の方が余裕があります。

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