TimeMachineの初期スナップショットを早く取る

#手順が荒かったので更新しました。2018/07/21

最近,MacのTimeMachineでバックアップを取るようにしました。

原因は,NASで共有するとAirMac Extreme(2009)が高負荷?で停止してしまうようなので,
NASをいたわろう・・・・ってことです。(本来違うけどね)

また,改善はしていまいしたが,iTunesで映画をレンタルするとNASの帯域では苦しい時が
あるので,それも改善したいと思いました。

そこで外付けHDDにiTunesのコンテンツを移動しようと考えたら,HDDが余ってしまうし,
AirMac Extremeの役割がなくなっちゃうので,代わりにバックアップ専用にしようと思った次第。
(若干簡易共有フォルダーは残すけど)

ってところまでが設定?です。
ここからがちょっと参った課題が・・・それは初期同期です。
これは全量をバックアップに最初は作りますが,それがネット越しだと遅い。
おそらくAirMacの性能もあると思いますが,これが10時間コース以上。
これは参ったということで高速化出来ないか?と考え,調べたら出来たのです。

やり方は以下のとおり。
1.AirMac Extremeに接続して,TimeMachineでバックアップ開始
2.バックアップを開始したら止める
  (目的はバックアップのファイルを作ること)
3.AirMac Extremeの外付けHDD(バックアップで使用)を外し,バックアップしたいMacに接続
4.「<マシン名>.sparsebundle」が付いているファイルをダブルクリックし,スペースバンドル・ディスクをマウントする
5.スペースバンドル・ディスクのVolumeをTimeMachineのdestinationにアサインする
6.バックアップする
7.スペースバンドル・ディスクのVolumeをTimeMachineのdestinationにアサインから外す
8.<マシン名>.sparsebundle」が付いているファイルをアンマウントする
9.バックアップが終了したHDDはAirMac Extremeに再接続
物理的には以上。ポイントは5から7です。

コマンドをちょっと使います。
5からです。
まず,TimeMachineのTimeMachineのDestinationにアサインするVolume名を調べます。

$ls /Volumes

TimeMachineでいきなり作った場合は,「Time Machine バックアップ」になっていると思います。

コンソールより以下のコマンドを利用して,TimeMachineのTimeMachineのDestinationに指定します。

$sudo tmutil setdestination /Volumes/「作成したディスク名」

スペースが入っている場合はシングルクォートで囲みます。

例)$sudo tmutil setdestination /Volumes/'Time Machineバックアップ'


こうするとボリュームがTimeMachineに割り当てられます。

この次は,TimeMachineのメニューにある「バックアップの作成」します。
これを行うことで,TimeMachineのTimeCapsule形式でスナップショットバックアップが始まります。
USB2.0だとギガビットイーサより論理上遅いのですが,AirMacのNAS機能のオーバヘッドが無い分だけ倍速で終わります。

コマンドで強制的にバックアップイメージをアサインした形になるので,スタック戻しの手順に沿って逆さ手順で解除します。

戻すときはDestination IDなので,それを調べます。

$sudo tmutil destinationinfo

今回の例では「Time Machine バックアップ」とすると,このDestination IDが取れます。形式はxxxx-xxxx-xxxx-xxxxのような感じです。

以下のコマンドを使って,destinationから外します。
$sudo tmutil removedestination

これでTimeMachineのバックアップから外れますので,Finderでマウントしたボリュームをアンマウントしてください。

その後,AirMacExtremeにバックアップしたHDDを再接続し,TimeMachineの設定から
ドライブの設定をすると完了です。

今度は差分だけバックアップ可能です。非常に快適です。

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